看護師が転職する際の志望動機は経験をPR

転職時に求められること

医療機関が中途採用の看護師に求めるのは、すぐに転職しないか、即戦力になるか、意欲的に働くかなどです。当たり前のことですが、採用担当者はこれらの条件を履歴書や面接でチェックしています。特に履歴書に書く経験や志望動機は一般企業と変わらず最も重要な項目になります。では、どのように書けば転職時に優位になる履歴書を書くことができるのでしょうか。

志望動機をアピール

採用担当者は履歴書の情報からどのような人材か見極めます。その中で一番大事な項目が志望動機です。志望動機の内容から、その人の仕事に対する熱意や姿勢を見抜き採用するかどうかの判断をします。志望動機には自分はどのような人物なのか、なぜこの業種で、なぜこの施設で働きたいのかなど、採用担当者の興味や関心を持たせる内容で書きましょう。たとえ未経験の職場であっても、今までの経験を他のことと上手く関連付けてアピールできる部分があるはずです。
しかし志望動機が大事だといっても、誰が見ても素晴らしいというお手本のような文章では熱意は伝わりません。引用してきた言葉は、採用担当者の目には簡単に見抜かれてしまいます。自分の言葉や表現でありのまま書くことが大事です。また、誤字脱字や文章力でその人の人柄や仕事の姿勢がわかります。書類選考で落とされないように、丁寧な字で書き、文章の組み立てのチェックをしましょう。最後は他の人に読んでもらうことで、伝わりやすい文章かどうかのチェックをしてもらいましょう。

経験をアピールする

看護師の中途採用の倍率の高さは医療機関によって違いますが、競争率が高い場合は自分の経歴等をアピールすることが大事です。転職先として希望する医療機関がこれまでの経歴を活かせるのなら、志望動機の中に盛り込みましょう。自分が志望する動機をしっかり理解した上で、今まで働いてきた医療機関での経験や技術を希望の医療機関にどのように活かせるかをきちんと書くことで、他の応募者と差がつけられます。
看護師は国家資格が必要な職業で、さらに人手不足の業界と言われています。そのため一般企業よりは転職しやすいと言われていますが、いつでも簡単に受かるというのは間違いです。人手不足だからこそ、条件の良い医療機関に転職希望者が多くなり、倍率が高くなります。だからこそ医療機関では、中途採用の看護師には仕事に対しての姿勢や熱意を求め、長く勤務してくれる人間性を持った人材を探しているのです。